「iTunes U」をサーフィンしていたら、今年はインターネットにとって40周年と20周年記念の節目の年だということを知った。(Re:Open University,U.K.)
- 40年前の1969年9月にアメリカの幾つかの大学が、常時ネットワークで結ばれ「ARPAnet」が開始された。ARPAとは「アメリカ国防総省高等研究計画局」の略で、そのネットワーク構想の指揮をとっていた。「ARPAnet」はそれに因んで名付けられたそうだ。
- 20年前の1989年には、学術目的以外の一般のインターネットが開始されたそうだ。
インターネットの歴史を詳しく知りたい人は以下を参考に:
Open University(英語のみ):
iTunes ⇒ iTunes U ⇒ Open University ⇒ Computing and ICT ⇒ The Internet at 40 - Audio
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インターネットの歴史を見ていたら、Vinton Cerf という「インターネットの父」のひとりだということを知った。彼は現在Google の副社長であり、現在NASAと「IPN-Inter Planetary Network」惑星間のインターネットの研究を進めている。で、この人のことをネットで調べていたら幾つかの講演の動画がアップされている。そのひとつは「Internet in 2035」というタイトルの講演だ。
「2035年のインターネット」というテーマの講演の半分は「環境のこと」が取り上げられている。
温暖化に伴い、以下のことが重要課題になる。
・2035年には海面がかなり上昇し、世界中の沿岸部の人々を内陸へ移動させなければいけない。
・人口の急上昇と水/油不足。
・海水を真水に変えた飲料水での副作用(海水を真水に変えた時に残る塩分の処理方法etc)
・ITを移動する代わりに使う(ミーティングなど)
・ITを使い移動を最低限度にする(効率的なスケデュール)
・エネルギーの生産と消費(現在のパソコンのエネルギー消費を押さえる方法?モレキュラーコンピューター?)
・原子力 対 風力、エタノール、太陽光、地熱・・
2035年までにエネルギー問題を解決しなければいけない。
(現在中国がやっているよう「週に1カ所の割で石炭の火力発電所を増やす」ということはできない)
現在世界のインターネットユーザーは、13億人で世界人口の約20%。
2035年には60億のネットユーザーに膨れ上がるだろう、と予想している。(特にアジアやアフリカ)
以上はVinton Cerfの講演の抜粋だが、ITと環境問題は密接に関係していることが分かる。
今日の日記は余りにも大きなテーマで、自分の考えを文字に集約できないままに終わってしまう。
日本の「ガラパゴス化」または「第2の鎖国」的な社会をとても心配しているアラカンおばさんなんです。