今の環境問題は地球の生死、人類滅亡の危機がかかっている。IT化はみんなが即できる環境問題解決への最初の一歩だ。

Noro1532009-06-19

  1. 必要ない紙の媒体はできるだけ利用しない。世界の原生林を保護しよう。
  2. スカイプやメールを最大限りようし、必要ない移動を止めよう。仕事場と住まいはできるだけ近くにする。家でできる仕事はできるだけ家でやる。スカイプ会議をすればほとんどの出張は必要なくなるはず。
  3. 音楽や本、ビデオなどダウンロードできるものは、パソコンにしまっておこう。
  4. 安いからと言ってパソコンをしょっちゅう買い替えることはやめる。Macを丁寧に使えば少なくとも4〜5年は気分よく使える。


何が環境に悪いとか良いとかの議論は永遠に続きそうだ。だから国民のほとんどがまともには判断さえできていない。これは行政やマスコミに責任があることも事実だ。

戦後は「西洋に追付け追越せ」が日本のバイブルのようになってエネルギーの消費、ゴミの排出量さえ西洋並みにしようと国民をあおった歴史がある。(NHKのドキュメンタリーにあるそうだ。)

京都議定書以降、日本は「削減」どころかCO2排出が増えている。「エコ」はエコでも日本は相変わらず「エコノミー」が優先していることが暴露されたわけだ。

世界の動向に表面だけ合わせ、政府やマスコミは国民を惑わせることしかしていない。なぜかというと「エコロジー」は「エコノミー(経済発展)」の正反対のところにあるわけで、政府はなかなか本当の「エコロジー」を国民に伝えることはできない。だから自分自身の判断能力が必要になってくる。

■日本政府の失態の一例:
「政府は信用できない」という明らかな証拠は、高速道路の週末一律千円などという「反エコロジー」なことを実施している(でもエコノミーには良い)。自動車に乗ることはCO2を沢山排出していることはだれにでも理解できること。

■神奈川県の失態の一例:
県下唯一の自然の宝庫、丹沢の自然を壊し作った「宮ヶ瀬ダムは実は必要なかった」という噂が蔓延っている。

横浜市の失態の一例:
緑がCO2を吸収し、環境に良いことはだれでも知っている。横浜市長は1年半まえに「開港150周年を記念し、横浜に150万本の苗木を植樹する」と言った。これだけ聞くと「良い市長だな」と思ってしまう。しかし、150万本の植樹の場所を作るために、市内の何万本の大木が伐採されたのか・・・
担当の横浜市環境創造局とは「横浜市環境破壊局」としか私には思えない。
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では、何をどうしたら良いのか?
江戸時代の日本、アフリカやアマゾンの奥地ではほとんど二酸化炭素を排出しない、究極の「エコ社会」だ。そこから学び判断する方が、政治家に耳を傾けるより信頼できるような気がする。それに我々にとって最大の武器はパソコン

私が実行又は信じていることは以下のこと:

■仕事場と住まいをできるだけ近くに。
ネットの発達で「会社」へ行かなくても仕事ができる方向へ。スカイプを使った会議を最大限利用する。スカイプを使えばほとんどの「出張」はしなくてすむのではないか。

■できるだけモノを消費しない。
あるものを使えるだけ使う。買う時は長く使えるものを買うことで、CO2やゴミを減らせる。必要ないものを買うことを止めましょう。例えばお中元。

■できるだけ電気、ガスを消費しない。
私のお店は冷房なし。家では冷房を使わず4年目を過ごしている。家の冷蔵庫は一番小さいもので、年10ヶ月はスイッチを入れていない。

■できるだけ余計な電気製品は買わない。
昔は日本人の電気消費量を西洋並みにするために、余計な電気製品をがんがん製造した。本当にそれが必要不可欠なのかじっくり考えたい。

■できるだけモノを食べない。
健康のため、歯のためにはできるだけ食べない方が良い(ベルギーの歯医者に散々「モノを食べるな」と言われた)。我慢できなく、何か食べる時はできるだけ火を使った調理をしない。

■肉食をやめる。
世界では食肉用の家畜を育てることがCO2排出量の大きな%になっている。マッカートニーや小野洋子が「一日だけでも肉を食べないで環境を守る」というキャンペーンをやっている。動物愛護の観点でも問題有り。

■新聞や雑誌などを買わない。
紙の消費=インドネシア、カナダ、アマゾンの原生林の伐採に繋がる。これは止めましょう。新聞や雑誌よりインターネットの方が情報量がある。

■消費する時は、できるだけ近くで生産されたものを。
遠くから運ばれてくるものはそれだけ運搬にエネルギーが消費されている。できるだけ遠くから来るものの消費を控える。

■100円ショップではできるだけ買い物をしない。
安いからといって余計なもの、壊れるものを買うとゴミが増える。その上生産国で「正当な方法」で生産されたものか疑わしい。

自動販売機からものを買わない。
日本中いたるところにある自動販売機の電気消費量は一体どれぐらいになるのか。

■できるだけ遠出をしない。
自家用車でなくとも乗り物に乗ることはCO2排出量を増やすこと。余計な外出はしない。
「自家用車をやめて自転車に乗ろう」と言っても、自転車を使い捨てのように買い替えるのはCO2排出量を増やすこと。買うなら長く使えるものを。
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こう書いていくと人間のあらゆる活動すべてがCO2排出量を増やしている。
そのことを理解し、自分でできることを、バランスを考えて生活していかなければいけない。

消費を最小限に押さえることがCO2削減に役に立つことは確かだ。

考えてください。
■テレビは必要ですか?
■大きい冷蔵庫は必要ですか?
■○○を買い替えることは必要ですか?
■ものを沢山持つことは「カッコイイ」ことですか?
■食べるために生きているのですか?
■ものを買うために仕事をするのですか?



■人生とは何だと思いますか?

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今年に入って、有名タレントと結婚して知名度を上げた映像作家、デザイナーの高城剛という人は本当にカッコイイ人だと思う。世界を舞台に活躍して彼自身も環境問題にとても敏感になったという。外ではパソコン用の電源確保に「携帯太陽光パネル」を持ち歩いていると言う。ぜひ彼の著書を読んで「今何がカッコいい」ことなのか、考えてほしい。(残念ながら紙媒体しかないようだ)

・『ヤバイぜっ!デジタル日本』集英社新書 2006年
・『「ひきこもり国家」日本』宝島社新書 2007年
・『サヴァイヴ!南国日本』集英社 2007年