予期せぬころに、こういう事件は起こるものだ。サファリでインターネットを見ていたら、突然フリーズ。いつもとは違う感覚に最悪も予想した。
Apple の電話サポートに連絡したが、やはり電話では何もできない。もう6時も過ぎていたが、銀座のアップルストアへ押し掛けで持ち込んだ。もう生きるか死ぬかの様相を察し、スタッフはとても親切に対応してくれた。しかし、ハードディスク交換という最悪の状態になってしまった。
同じハードディスクの在庫がないので、MacBook Proを預けることになった。
- アップルでの修理は同じ部品を付け替えなければいけない(この際だから少し大きい容量に、とはいかない)
- 交換した部品は返してくれない
理由は判らないが、アップルでは以上のような規定があることがわかった。
フリーズしたときに突然異常な高温になったこと、秒を刻むかのようなカチ、カチと音がしていた。で、修理の人も外から中を覘くことさえできなかったようだ。
普通なら大惨事となるが、ぎりぎりで9割ほどのデータを復活することができた。
4日後に取りにいったときはOSとiLifeだけが入っている状態で渡された。パソコンなしの4日間だったが、iPod Touchでほとんど困らなかった。入力が慣れていなかったが、とてもいい練習になったと思う。
- 私のiPod Touchは32ギガなので目一杯使用し、毎日ほとんどのものを同期していた。
- 去年の暮れまではセッセとTime MachineというMacのシステムを使い、バックアップも完全だった。今年に入り、それが調子悪く、完全にはバックアップされなかったが、Time Machine用の外付けの調子が悪いと勝手に考えたが直さなかった。
- 写真は半年ほど前に完全に別の外付けハードディスクに移していたので、セーフ。
以上の3つで9割以上のデータを復活することができた!
意識してやっていたわけではないので、とてもラッキーだと思う。ところで、よく考えてみると去年の暮れにTime Machineが正常に動作しなかった時点で、パソコンの方のハードディスクが徐々に壊れかけていたのかもしれない。その証拠に新しいハードディスクになったら順調にバックアップされている。
iPod TouchのiTunesにまるまる入れていた音楽、動画、音声ファイル、ポッドキャスティングなどは別のソフトを使い、パソコンのiTunesに移すことができる。(著作権の関係でアップルではそれはできないことになっているが)
私が使ったフリーウェアは「Pod to Mac」というβ版ソフトでなかなかすぐれものだ。日本語での説明はこちら→
Time MachineとはMacOSに入っている標準ソフトで、最初に設定するだけで自動的にバックアップしてくれる。
過去24時間の1時間ごとのバックアップ、過去1ヶ月の1日ごとのバックアップ、バックアップディスクが一杯になるまでの1週間ごとのバックアップをしてくれる。私は上の写真のような500Gの普通の外付けハードディスクをできるだけ繋げている。
こんな感じで過去の自分のパソコンの状態に戻すことができるすごいシステムだ。またはひとつずつ引っ張ってくることもできる。これはぜひともおすすめする。
昨日知ったが「Time Capsule」タイムカプセルという機械は外付けハードディスクに無線システムが付いたもので、Time Machineを使ったバックアップを無線でやってくれる!! ほしくなってしまう・・・
というわけで、大事件だったが、何とか9割ほどのデータを無くさずにすんだ。