会社や上司からの命令で使用する以外は「ワード」は無駄なソフトなので、習ったり使用するのはやめよう.文章を書く場合は、元々Macに付いている「テキストエディット」で書く癖をつけたほうが、何かと便利だ.
自慢じゃないが、私は20年近くのパソコン歴でワードやその他のワープロソフトを使ったことがない.イラストレーターがワープロ代わりでもあり、一番良く使用するソフトだ.文章を書き留めておくには「テキストエディット」を使う.
以前は、自分で(野毛通信社という名前で)雑誌や新聞などを出したりイベントを主催したり・・その度にアドビのIllustrator とInDesign をよく使った.原稿を書いてくれる人たちには必ず「テキストファイルで送って」と指示してもまともに「テキストファイル」で届くことはまれだった.そこで、なぜワープロソフトがだめで、テキストファイルなのかを簡単に説明する.
ワープロソフト(例えばワード)で文章を書くと:
- 目に見えなくても文字と文章に沢山の装飾が付いてしまっている(文字や行間のサイズ、フォントの種類、他)
- 文書を渡す相手が同じ環境で全く同じバージョンのソフトを持っていないと、開けないか開いても書いた側と同じには表示されない.
- もし、その文書を印刷に使う場合は、レイアウトや編集する人は「テキストファイル」に直さなければいけないので、余計な手間がかかる.
という訳で、ワープロソフトを使う場合はそのまま自分で印刷、プリントアウトする場合のみに使用する.
テキストファイルとは:
- 文字や文章に対しての装飾が付かないので、その後様々な場所で加工(印刷やコピー&ペースト)しやすい.
- Macに付いている「テキストエディット」で「標準テキスト」で書いた場合は「●●.txt」とテキストファイルになる.
- メールでも環境設定で「標準テキスト」にしておくことをお勧めする.
テキストエディットの環境設定⇨標準テキスト(=テキストファイル)に設定する.リッチテキストだとワープロと同じように装飾が付いてしまい文字化けなどの原因になる場合が多いので、必ず標準テキストにしておく.
メールの場合も環境設定で標準テキストにしておくと文字化けなどを避けられる.
特に長い文章を編集者やレイアウトデザインする人たちは、コピー&ペーストで他のソフトに「流し込み」をするので、ワープロやリッチテキストからはできない.
以前、ひとりで編集やレイアウトをし印刷会社に出していた時に、一番時間を取られたのは、他人からの原稿を「テキストファイル」にする作業だった.(かなりのパソコンの達人でも「テキストファイル」の意味を解ってもらえなかった)
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P.S.テキストエディットを使い、テキストファイルにする場合、Return を使った改行はOK. 改行は文章の一区切りを表すので.